てっても ふっても

絵と本と珈琲が好きなポンコツかあちゃん。娘ウメちゃん 息子おもち とのプカプカな毎日 その考察。

チョットマッタ

先日、おもちの散歩をしていたら、トイレットペーパーを沢山携えた老婦人が、道端に佇んで携帯電話で話していた。

もうすでに近隣のドラッグストアでは軒並み「おひとり様1個まで」になっていた紙類。

彼女は恐らくいくつかのお店を回って沢山購入したんだと思う。

あーあー…


反射的にそう思った。


デマに踊らされて、買い占めちゃって…


ってね。


そしたらおもちが立ち止まって草かなにかで遊び出して、老婦人の電話の話が耳に入ってきた。


いいっていいってー!
いまから行くからね。
他になんかもってくかい?
あーいーよいーよそしたら病院終わるころに持ってくからさ!


どうやら婦人は、ご近所仲間さんのぶんを代わりに買いにまわってたみたい。


結構な労力だろうに、なあ。



デマに踊らされてる、という事実は変わらないのかもしれないけど


少なくとも
彼女は現状のなかで、自分が周りのためにできること。助け合い、分かち合うことを実践してる

ともいえる。


もし私が彼女のお友達で、身体の調子が万全じゃなかったり、抗がん治療中などで免疫が著しく下がっていま気軽に外出できない状況だったりしたとき

あなたのぶんもわたしが

って思ってくれたその気持ち
暖かく頼もしく感じるんじゃないかなあ。

(そもそもの、トレペはなくなりませんぞーってことはさておき。)





ドラッグストアに行列してるひとりひとりにそれぞれの事情や想いがあるんだ。 (あたりまえか。)

とにかく

十把一絡げで、「デマに踊らされて自分のとりぶんに必死になっている人々」みたいにジャッジするのは「チョットマッタ」だなあと思った出来事でした。


大量に買って運んでるひとの姿の写真とか映像とか。顔モザイクされていろんなところで流されてて。



んー、これも一種の印象操作かも?


あたかも転売屋みたいにみえるけど

もしかしたらグループホームやケアセンターの職員さんかも…。
(うちの近所には平素から沢山の紙類を購入していく職員さんらしきひといっぱいみかける。。)



なんでも
ジャッジするまえにチョットマッタだ。


そうしてるとますますもんやりしちゃう。


ただでさえ災害のおおい国。

平素から、備蓄できるひとはする、が

もっと意識されるようになるといいな。


わたしもトレペやティッシュは備蓄していたけど

生理用品のこと、忘れてました。