かっこいい
加須市にある誠農社さんまで。
たくあんときなこの作り方を教えて貰いにいってきました。
おいし
たのし
うれし。
加須市まで、我が家から車で1時間弱。余裕を持って1時間半。
はじめは遠いなあって思ってたけど、道を覚えてからはちょうどよい気分転換ドライブになっている。
行く途中に警察署があって、その近辺に着くと沢山パトカーや白バイにあう。
昔はお巡りさんに出くわすとちょっとドキリ。
だったけど
今はおもちくんが喜ぶから、わたしの目もハートマークになってしまう。
(白バイおまわりさんの、踏切渡る前の左右確認めっちゃかっこいい。)
昨日もおもちくんの声援に敬礼を返してくれた。
最近「かっこいい!」といえるようになったおもちくん。
こころからの
“かああ っ く いいいい!”
が出てました。
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たくあんときなこづくりでは、農家のみなさんにお世話になりました。
泥のついた長靴と焼けた肌。
大きな音をたてて木を伐採したり、でっかい白菜を引き抜いて、抜けやすそうなものを譲ってくれて。
子供たちに気を使って離れた場所で煙を燻らせる姿も
うん
“かあ っく いいーーー!”
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「ねぇ、みんなかっこいいよね」
帰りの車中で、ウメちゃんが窓の外をみながら話しかけてきた。
うん? と視線の先を追うと、遠くに農耕車を運転する作業着のおじさん。
うん、かっこいいよね。
「なんでかっこいいのかな?」
んー、働く人ってかっこいいよね。
今日みたおまわりさんもさ、かっこよかったし。
働いてる人はさー、かっこいいよねーーー。
疲れでハイになってる私がそう答えると
「じゃあパパもかっこいいね!」
と、ウメちゃん、胸をはる。
もちろん。かっこいいよ。1番かっこいいんじゃないかな。
わたしは答える。
いつもいつも、お仕事っつっていないもんなあ。
土日、どっちかだけでいいから一緒にいたいよね。
もうそういうことも言わなくなってきた。
ウメちゃんに、今度パパの働くところをみせにいきたい。私もみたい。1度だけみたこと、ある。
ほんとにかっこいいんだよ。
ウメちゃんが突然「ママ」と声を落とす。
な、なに?
寂しくなっちゃったかなと懸念しながらききかえす。
「ママがいちばんかっこいいよ。」
ウメちゃん、小さな声でそういった。
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なんだか隣のウメちゃんがみれなかった。
アリガトウ。
こどもみたいな声が出てしまった。
その言葉に、どれだけの意味が込められているのか。何となくいった言葉なのかもしれないし、気を使ったのかもしれない。
とにかく、ずっとそばでみてくれているウメちゃんの言葉はとんでもなく胸を打つときがある。
一日中、おもちくんを追いかけて羽交い締めにして、ウメちゃんはみなさんにおまかせしてしまった。
出かけても出かけなくても毎日思ってしまう。
ウメちゃん、ごめんね。
もっとこうだったら。
ああだったら。
でもウメちゃんはちゃんとわたしのことをみてくれているきがする。
わたしだけじゃなく、みんなのことを平らかに優しい眼差しでみている子だと思う。
わたしはウメちゃんが4歳にして、こんな言葉をひとにかけられることが
全部報われるような気持ちにさせちゃえることが
“かあっ く いいー!!”
と。思うんだな。
ちっちゃい声だとより誠実に伝わる気がするよ。
そのテクニックもかっこいいから! 笑