てっても ふっても

絵と本と珈琲が好きなポンコツかあちゃん。娘ウメちゃん 息子おもち とのプカプカな毎日 その考察。

ブロックの強いものほど

先日のなないろマルシェさんでのよみきかせについて。

わらべうたをふんだんにとりいれた。

“おちゃをのみにきてください”
にあわせて、くんちゃん人形でごあいさつあそび。

絵本で“ととけっこう”
“どんどんばしわたれ”

最後のごあいさつに、私の一番好きなわらべうた
“おつきさまえらいの”



賑やかしいマルシェ会場に、場所見知りぎみの小さなお子様たち。

そして人見知りのオレ…


結構なドキドキ!


でしたが。


いやあ、うたのちからはすごい。

みんなのめがきらきらきら〜きゅうーっと、力がやどっていくのがわかったもんねぇ!



きくちちきさんの「ぼくだよ ぼくだよ」を読み
(これもまた運命的な出会いで、一生忘れられない本になりそう。)

恒例の「最後の1冊」は、マーガレット・ワイズ・ブラウンの「たいせつなこと」に。

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今回、この本にBGMをつけて読んだの。

どとど、どうなんだそれは…と最後まで自問自答しながら
でもどうしても頭のなかでこの曲がなってやまないので合わせてみたら、ちょうど最後のページを読み終わったところでピタっと曲が終わり、鳥肌が…

これはもうやってみよう、ということで
ビル・エヴァンスの「peace piece」と共に読見切った。
(ああ、どうだったかなあ…!)

いつも「最後の1冊」は純粋に“自分”が込められるものを読もうと決めている。

小さい子どもさんが飽きちゃうかも…ごめんよごめんよ、みたいな気持ちがどこかにあったのだけど

2歳くらいの子も、りんごの絵を嬉しそうに指さしたりしながら楽しんでいたり。
じいっと黙って耳をすませていたり。ぽつぽつとそんな姿もみれて。

いつか大きくなったときにもう一度出会い直したとき、今日の空気がマリアージュすることがあったら嬉しいなあなんて思う。

そんなかんじで、この日のプログラムはうた、音楽のちからをすごく感じたのでした。

音痴で赤面症で人前で大きな声を出せなかった自分が人前でうたってるんだから、人生なにがあるかわからんもんだ。

一昨年はじめてよみきかせをさせてもらったとき、「ああ、これだったんだ。」って読みながら静かに感動していた。

「わたしがやりたかったことはこれだった。」って。叫びたいくらいうれしかった。

実はこの日もそんな静かな感動を味わってました。

うたいたかったんだな、わたし。誰かの童心にうたで繋がりたかったんだなって。




ブロックの強いものほど本当はやりたいことなのだなあ。